犬や猫を飼っていない家庭では、鳴き声が気になるかもしれません。
とくに、ペット可物件では、トラブルになる事例もあるため注意しましょう。
賃貸物件を探す際の注意点や、トラブルがおきた際の対処方法をご紹介します。
賃貸物件でペットの鳴き声によるトラブル例
これから賃貸物件を探すなら、ペットの鳴き声によるトラブル事例を知っておきましょう。
とくに注意が必要なのは、ペット可の賃貸物件の場合です。
今回ご紹介するトラブル例では、2例とも動物を飼ってもいい物件です。
1つめのトラブル例は、隣の家に犬を飼っている家庭が越してきました。
たまたま日中に在宅したところ、1時間以上も犬が鳴き続けていることがわかりました。
最初はあまり気に留めていなかったのですが、夜も同じように長時間鳴き続けて管理会社に連絡すると、すぐ対応は難しいとのことです。
我慢できず当人に直接言いに行くと、動物を飼っていい物件だから犬が鳴くのは当たり前だと言われてしまったのです。
2つめのトラブル例では、夜中に犬が鳴き続けるケースです。
物件は鉄筋コンクリートである程度の防音性はありますが、自分の部屋の窓を閉めても犬が鳴く声が聞こえてしまいます。
本人に注意すると1~2週間は収まりますが、時間が経てばまた元どおりです。
ついに、犬の鳴き声で不眠症になり、心療内科へ通うほどになってしまいました。
賃貸物件でペットの鳴き声による注意点
犬や猫の鳴き声が気になるなら、賃貸物件選びはいくつかの注意点があります。
まずは、建物の構造をチェックしましょう。
コンクリートを使っている素材でも、壁に防音対策をされているか確認してください。
物件探しでは、RC造やSRC造がおすすめです。
ただし、コンクリート素材でも物件による音の伝わり方は異なります。
注意点としては、日中だけでなく夜の内覧もすることです。
また、注意が必要な素材は、木造や鉄骨造です。
木造は壁が薄く、鉄骨造は音が伝わる恐れがあります。
賃貸物件でペットの鳴き声が問題の場合!適切な対応とは
犬や猫の鳴く声の問題が大きいなら、適切な対処が必要です。
まずは、管理会社や大家さんに連絡してください。
連絡する際には、うるさいから注意してほしいと伝えるのは避けましょう。
犬や猫の鳴き声が長時間するため、心配だったという連絡がおすすめです。
この伝え方なら、犬や猫の鳴き声問題がある家庭に対して角が立ちません。
また、自分で直接言う対処方法もおすすめできません。
飼い主とトラブルになれば、どちらかが我慢しなければならないからです。
自分が犬や猫を飼っていて迷惑をかける側だと考えて行動してみてください。
最終的な対処は、お互いが注意し合うしかありません。
どうしても対処が難しい場合は、自分の体調を考え引っ越しするのもひとつの方法です。