近ごろでは、犬や猫などのペットの飼育が許可されている賃貸物件も増えてきました。
ペットとして人気の高い猫ですが、飼育には猫砂などのアイテムが必要になることがあります。
しかし困るのは、猫砂の処分方法ではないでしょうか。
今回は、賃貸物件で猫を飼うための猫砂の種類と処分方法について解説します。
賃貸物件で猫を飼おう!猫砂の種類とは?
猫砂とは、猫用のトイレに使用する砂のことをいいます。
猫砂には猫の排泄物を吸収して固めるタイプと、そのままトレーの下に流すための固まらないタイプの2種類があります。
なかでも排泄物を固めるタイプの猫砂は掃除がしやすく、猫を病気から守る効果もあるため、賃貸物件などの室内で猫を飼う際の必須アイテムといえるでしょう。
猫砂の成分には、さまざまな種類があります。
紙系の猫砂は文字どおりふわふわとした紙を主成分としており、砂の粒は比較的大きめです。
排泄物を吸収すると、柔らかく固まります。
成分が紙のため、軽くて持ち運びしやすいという特徴があります。
次に、おから系と呼ばれる猫砂です。
こちらは豆腐を作るときに出たおからを主成分にしたもので、紙同様に排泄物を柔らかく固める特徴があります。
また、木系の猫砂というものもあり、こちらはおがくずを主成分としています。
大きさや排泄物を固める効果は、紙系やおから系とそれほど変わりはありません。
紙やおから、木と違う性質を持っているのが、ベントナイトと呼ばれる粘土を主成分とした鉱物系の猫砂です。
こちらは砂の粒が小さく、排泄物を吸収するとしっかりと固まるという特徴を持っています。
賃貸物件で猫を飼うには?猫砂の処分方法を解説!
賃貸物件で猫を飼う場合、猫砂の処分方法を知っておくことが必要です。
猫砂の処分方法は、自治体によって指定されているケースがあります。
たとえば、トイレに流して処理しなければならない自治体と、ゴミとして出すことを推奨している自治体があるのです。
製品によってもトイレに流して大丈夫な製品とゴミとして捨てなければならない製品があります。
しかし、トイレに流して良い製品でも、水洗トイレの水圧が低かったりする場合、トイレの詰まりの原因になるケースがあるのです。
猫砂の主成分によっては、固まり方に差が出る場合もあるため、硬くなりやすい猫砂を使用している場合はそれだけトイレの詰まりのリスクは高くなります。
猫砂をトイレに流す場合、流して大丈夫な製品かどうかをきちんと調べておく必要があります。
そのため、自治体で定められている猫砂の処分方法を調べたうえで、それぞれの処分方法に適した製品を選ぶ必要があるのです。