賃貸物件でペットと一緒に暮らしていると気になるのが、ペットたちの鳴き声による騒音問題です。
猫は犬よりも鳴かないからと猫を飼いはじめたものの、なかには猫の夜鳴きで困ってしまうケースが少なくありません。
そこで今回は、これから賃貸物件に住もうと考えている方に向けて、猫の夜鳴きをテーマにその原因や解決方法についてご紹介します。
賃貸物件で気になる猫の夜鳴きの原因とは?
1歳未満の子猫を飼っていると、夜や早朝に甲高く鳴き続ける「夜鳴き」に悩まされることがあります。
猫の夜鳴きの原因には、大きく心理的要因と身体的要因の2種類にわけられます。
心理的要因による夜鳴き
ストレスや不安、甘えたい気持ちなどの表れとして夜鳴きをすることがあります。
とくに去勢手術後や病院、ペットホテルに預けたあとなど、環境の変化が起きたときには強く不安を感じて夜鳴きをしてしまうケースが少なくありません。
身体的要因による夜鳴き
身体的要因としては、病気を含めて猫の体に異常があることが考えられます。
たとえば、甲状腺機能亢進症という病気は「食欲が増す」「行動が活発化する」といった症状があり、これにより夜鳴きをしてしまうことが珍しくありません。
そのほか、去勢手術後すぐに夜鳴きが始まったなどの特徴があるときは、ホルモンバランスの乱れや組織の取り残しによる発情状態によって落ち着かなくなることがあります。
賃貸物件で気になる猫の夜鳴きの解決方法
甘えん坊な性格であったり、環境の変化によってストレスを受けている可能性が高かったりする場合は、「スキンシップの時間を十分に取る」「しっかり遊んであげる」などが基本的な解決方法です。
寝る時間が遅くなるように、遊ぶ時間を寝る前にする、ご飯の時間を遅らせるなどの方法も効果的でしょう。
それでもおさまらない場合は、猫の気持ちを安定させるために、フェリウェイと呼ばれるサプリメントがおすすめです。
猫の仲良しホルモンとも呼ばれるフェイシャルフェロモンF3類縁化合物を含んでいるため、服用によって問題行動が落ち着くといわれています。
また、あわせて室内に防音シートや防音マットを敷くことで、問題行動が落ち着くまでの間の騒音トラブル回避につながるでしょう。
そのほか、身体的な要因が考えられる場合は、獣医師と相談することが重要です。
獣医師に問題行動を相談することや、セカンドオピニオンを取ることも1つの方法です。