近年では、猫にかかる負担やストレスを軽減し、不用意な繁殖を避けるために、猫を室内で飼育する方がほとんどです。
しかしなかには、外に行けないとストレスになるのではないか、とくに面積の限られた賃貸では不安に感じる方も多いでしょう。
そこで今回は、賃貸物件にお住まいで猫を飼育されている方に向けて、猫がストレスをためてしまう原因や解消法についてご紹介します。
賃貸暮らしで要注意!猫のストレスがたまる原因とは
室内で外に出さずに飼育することで、猫にストレスがたまるのではと考えられる方も多いでしょう。
しかし、はじめから室内で飼われている猫は、家のなかを自分の縄張りと認識するため、外に出られずにストレスがたまることは基本的にありません。
一方で、猫は縄張りと環境の変化に敏感な動物です。
安心して落ち着けるスペースがあるかどうか、常にトイレや室内が清潔に保たれているかという点がストレスに影響を及ぼします。
来客などの人の出入りや掃除機の音、新しい猫や外の猫との出会いなどは、猫にストレスをかけるため注意が必要です。
また、室内飼いの場合、猫の運動量も気をつけたいポイントのひとつです。
基本的に猫は賃貸などの限られた面積であっても生活ができますが、上下運動やジャンプができる空間がないと運動不足になりやすいといわれています。
賃貸暮らしでも快適に飼うために!猫のストレス解消法
猫を室内飼いするうえで、次のようなものがストレス解消法として挙げられます。
高いところに登れるスペースをとる
猫は、高いところに登るのが好きという特徴をもちます。
上下運動もできて、高いところで一匹になれる空間があることは、猫にとって大きなストレス解消法です。
キャットタワーや壁にステップをつけたり、家具を階段状に設置したりするなどの工夫をとると良いでしょう。
おもちゃで遊ぶ
猫は一方的にしつこく構われるのを嫌がる一方で、コミュニケーションをとることが重要な生き物でもあります。
1日15分程度、思い切りおもちゃで一緒に遊ぶことで、猫にとっては運動にも買主とのコミュニケーションともなり、ストレス発散につながります。
猫は持久力がないので、短時間でしっかり遊んであげると良いでしょう。
爪とぎを定期的に新しくする
爪とぎは猫にとって生理現象であり、ストレス解消方法でもあるため、猫が爪とぎできるスペースを確保しましょう。