ペットは家族の一員といえるくらい大切な存在であり、生活をともにできることはこの上ない幸せです。
我が子のようなペットと一緒に暮らせる賃貸物件は、幸せな暮らしを実現させてくれる一方で退去時の心配もつきものです。
原状回復はどこまで必要なのか、その際の出費はどの程度なのかなど、退去時の心配を少しでも払拭できるようご案内いたします。
賃貸物件から退去する時の原状回復はどこまで必要なのか
仕事から帰宅したときに出迎えてくれるペットは、毎日の暮らしに癒しを与えてくれる存在です。
「ただいま」とドアを開けたときに、愛猫がすり寄ってきてくれるだけで、1日の疲れも吹き飛んでいくのではないでしょうか。
そんな暮らしを実現させてくれるのがペット可の賃貸物件ですが、賃貸物件である以上いつかは退去する必要があります。
その際にどこまで元の状態にする必要があるのかは問題の1つです。
まず賃貸物件に住んでいる以上、退去時には「原状回復」の義務が発生します。
言葉だけを取り上げると入居時の状態に戻す必要があるように受け取られがちですが、実はそうではありません。
国交相が示すガイドラインを要約すると、「居住期間で発生する経年劣化や変化は元に戻す必要はなく、故意につけた傷や汚れに対して原状回復させる義務が発生する」としています。
ペット可の賃貸物件であってもその考えは同様ですが、通常の範囲を超える汚れという点では、床や壁の引っ掻き傷や、排泄の失敗でできたシミ・染み付いた臭いなどがリスクを高くします。
また、ペットの住まいとなるケージやキャットタワーなどの設置によってできた傷なども通常の範囲とはいえないため、原状回復すべき対象となります。
原状回復にかかる費用負担
それでは、修繕にかかる費用はどの程度必要なのでしょうか。
ペットとの暮らしで修繕対応が必要になるのは、主に「壁」「床」と、部屋全体に染み付いた「臭い」です。
この3点について、平均的な退去費用は8畳のワンルームで約20〜25万円程度と言われています。
内訳は以下のようになっています。
●壁紙の張替え5.5万円程度
●フローリング修繕15万円程度
●ハウスクリーニング(消臭)2.5〜5万円程度
修繕費用は入居時に納めている敷金から相殺されますので、すべてを退去時に準備しておく必要はありません。
また、上記はあくまでも平均的な相場ですので、貸主の方の対応によってはもっと安く抑えられる可能性もあります。
とはいえ退去時に焦ることのないよう、普段から蓄えておくようにしましょう。
まとめ
愛らしいペットとの暮らしは、幸せを感じられる一方で退去時に必要な修繕にかかる費用への不安もつきまとうものです。
思いもよらない出費によって、ペットを手放さなくてはいけない事態にだけはなりたくないものです。
弊社は一丸となって、野良猫などに辛い思いをさせないために活動されている保護猫団体を応援しています。
もちろん、ペットとの暮らしを希望されているお客様のお力になれるよう、これからも尽力して参ります。
私たち黒猫不動産は、名古屋市のペット可賃貸物件を中心に取り扱っております。
ペット可物件が多数ございますので、住まい探しの際には当社までお気軽にお問い合わせください。
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