居住用の物件を買うための資金を借りられる住宅ローンは、中古マンションを購入する際にも利用可能です。
しかし、特定の中古マンションを購入する際は、住宅ローンの審査が通過できず融資が受けられない可能性があります。
そこで今回は、住宅ローン審査が通りにくい中古マンションの3つの特徴と、それぞれのケースにおける対処法について解説します。
ローン審査が通りにくい中古マンション①旧耐震基準の物件
建物の耐震性を示す耐震基準には、震度5強程度の揺れに耐えられる旧耐震基準と、震度6強から震度7程度の揺れにも耐えられる新耐震基準の2種類があります。
新耐震基準は昭和56年6月1日から適用されたので、それ以前に建築されたマンションは基本的に旧耐震基準の物件です。
旧耐震基準の中古マンションは、その安全性の低さから資産価値や担保価値が低いとみなされるので、住宅ローン審査に通りにくくなっています。
ただし、フラット35の適合証明書を取得することにより一定の技術基準を満たしていると判断された場合は、ローンを組めます。
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ローン審査が通りにくい中古マンション②再建築不可の物件
建築基準法で定められている接道義務や、建ぺい率・容積率の基準を満たしていない場合、その建物は再建築不可物件となります。
建築当時の基準を満たしている物件でも、再建築の際には現行の基準を遵守しなければいけません。
そのため、築年数の古い中古マンションのなかには、再建築不可の物件も多く見られます。
再建築不可の物件は、火災や地震が原因で建物が消失した際に同規模の建物が建てられません。
また、リフォームも規模によっては不可能な場合があります。
再建築不可の中古マンションはリスクが高い物件と判断されるので、住宅ローンの審査は基本的に通過できないと考えたほうが良いでしょう。
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ローン審査が通りにくい中古マンション③借地権付きの物件
借地権とは、地代を地主に支払って借り受けた土地を活用する権利のことです。
借地権付きの土地は他人から借りている状態であり、基本的に自身で所有している土地よりも担保価値が低いとみなされます。
また、土地を担保にするためには地主の許可を得なければいけません。
借地権には期間が定められているので、住宅ローンの借入期間もそれに合わせて通常より短くなるケースも見られます。
こういった事情から、借地権付きの中古マンションは住宅ローン審査を通過しにくいのです。
ただし借地権にはさまざまなパターンがあり、土地ごとに状況が異なります。
どうしても借地権付きの中古マンションを購入したい場合は、不動産会社などのプロに相談してみるのがおすすめです。
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まとめ
今回ご紹介した3つの特徴を持つ中古マンションは、担保価値が低いとみなされ住宅ローン審査が通過しにくい物件です。
これらの物件は購入者にとってもリスクが高いケースが多いので、他の選択肢も考慮したうえで購入するかどうかを決めると良いでしょう。
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